健康ノート

病気やケガの記録。健康のため、試行錯誤してきたことのまとめ

橈骨遠位端骨折~骨折を早く治すために~

やはり右手を使えないのは日常生活において、とても不便なので、誰しも何とか早く治したいと思います。まず、大前提として、骨折が治りにくくなることが確定しているタバコはやめるべきなんですが、そのような消極的な方法でなく、積極的方法としてはどのような方法があるのかを調べました。

 

超音波骨折治療法

これは先進医療の一つです。骨折後、低周波の超音波を当てることによって骨の再生が早くなるという研究結果があり、1日1回20分間、専用機器を骨折部位に当てるという方法で治療期間を3~4割早めることが出来るとのことです。私の通院先にはありませんが、この治療用の機器の貸し出しを行っている整形外科系の病院も比較的近所にありました。費用としては、3割負担で3カ月15000円程度のようです。

が、詳しく調べるとその効果に疑問もあるように思えたため、私はそこに費用をかける気にはなりませんでした。骨折の回復には相当個人差があるはずなので、その人が機器を使用しなかった場合に回復にどのくらい時間がかかるのかは、機器を使ってしまえばわからないわけですから、はっきり答えが出せないだろうと思ってしまいます。有名スポーツ選手が使用され、厚労省認可の治療法なので、お金と時間に余裕のある方は試してみてもいいかもしれませんね。

カルシウム・マグネシウム等ミネラルの摂取

骨折の回復のためには、修復のためにカルシウムが必要です。そして、カルシウムをしっかり吸収させるためにはマグネシムも必要です。私は、大腸がん手術後の便通の関係でマグネシウム剤を処方されて持っているため、これも利用した上でカルシウムをいつもより多く摂るように心がけました。カルシウムというと乳製品と言う人も結構いますが、私は牛乳が体にいいと思っていないため、やはり魚です。が、魚は、特に骨を食べようという場合、ストロンチウムの汚染が気になりますので、産地や計測したものかを考慮します。食物連鎖の上の方の魚も水銀やPCBの汚染が懸念されるので、小魚の方がいいですね。

・いわしの煮干し粉       大さじ5

・あご(トビウオ)の煮干しの粉 大さじ3

根昆布粉末          小さじ1

これら混ぜたものを普段からみそ汁のだしに使っていますが、この混合粉末だし大さじ1程度に、黒ゴマペースト小さじ2とオリーブオイル小さじ1ほど混ぜてペースト状にして、塩少々で味付けしたものを自家製低糖質パン一切れに塗って食べています。ゴマはカルシウムやマグネシウムを多く含むので、皮などが潰されて消化しやすくなっているペーストをだし粉に混ぜ合わせることで、ミネラルが強化され、食べやすくなります。また、ゴマには良質なタンパク質も含まれているので、骨折回復にいい食材です。まあ、これはおいしいとは言えませんが、単にバターなどを塗るよりもかなりプラスになるだろうと思います。黒ゴマペーストに砂糖をプラスしたスプレッドなどがありますが、砂糖はミネラルを消費してしまうので、せっかくのゴマのミネラルが相殺されてしまう、もったいないものです。

他にカルシウム吸収、定着に役立つものとして

・ビタミンD きのこ類など(きのこ類は放射性物質を吸収しやすいので、これも産地に注意)

・ビタミンK 納豆、大葉、パセリ、小松菜など(大葉とパセリは農薬の多い野菜なので出来る限り無農薬のものを)

コラーゲン摂取

骨の再生には、良質なタンパク質も必要です。ただ、肉ばかり食べていても胃腸の弱い人はなかなか吸収が出来ません。そこで役立つのが「ボーンブロス」です。以前、海外のアスリートがケガの回復のために飲んでいたというので聞くようになりました。コラーゲンが多くとれるものですが、これは骨折のみならず、健康のために非常にいいものだと思います。ただし、これも材料を吟味する必要はあります。

(材料)

・鶏ガラ 小さいもの2羽分

・香味野菜(玉ねぎ1個、にんじん1本、セロリ半本、ローリエ1枚等適当に)

・酢 大さじ1

・水 鶏ガラが浸る程度

鶏ガラは、ある程度骨を切って成分を出やすくします。香味野菜はおいしく飲むためなので、量はその時あるものを適当に入れてます。酢は骨の成分を出しやすくするために入れるものです。これらを圧力鍋に入れ、加圧後弱火で30分。普通の鍋で煮ると3時間程度必要なようです。30分後、圧が下がるまで放置してフタをあけ、キッチンペーパーなどで濾します。容器に入れて冷蔵庫で冷やせば油が上に固まるので、それを取るとよりヘルシーになります。これに塩を足してスープとしてそのまま飲んでもいいですし、他にミネストローネなどのスープを作る時に使ってもおいしいです。少しずつ飲む方が吸収はされやすいですね。

ボーンブロスを作る時に注意したいのが、鶏ガラのその鶏の飼育状態です。日本では狭い鶏舎で病気になりがちなため、抗生剤を投与している鶏がほとんど。安いものほどそうでしょう。ですので、抗生剤不使用の生協などの扱いのものを使った方が安心です。また、それこそストロンチウムが心配になるので産地やエサも意識します。

野菜ではセロリが農薬がかなり使用されるものなので、これは無農薬のものを。なければなしでいいと思います。煮込んでそのエキスをいただくのですから、材料にリスクがあっては元も子もありませんから、ここは少し費用がかかっても、それは先を見越した医療費として考えます。